高温用LED照明 FAQ
どうして高温環境下でも使用可能なのですか?
通常のLED 製品の場合、高温環境下で使用するとLED 素子内部の温度が著しく上昇するため、その高熱によりLED 素子が急速に劣化して照度が落ちたり不灯になります。PH-Tシリーズは、特殊設計により高温環境下でもLED 素子の劣化が緩やかなため高温下でも使用できます。
また、180℃耐熱電線ケーブルを使用し、ケーブルグランド、金属製換気バルブ、配光レンズもすべて耐熱性です。
電源を別置きにするとはどういうことですか?
PH-T シリーズではAC-DC 電源を使用しますが、環境温度60℃以上での電源の動作を保証できません。これは電源内部で使用されるIC 部品が高温下での使用に耐えられないからです。このためAC-DC電源はLEDとは離して、通常環境温度の場所に設置していただく必要があります。(※AC-DC電源は本体に付属しています)
ケーブルの長さが25m 以内なのはなぜですか?
外部電源からLED に供給されるDC 電圧は電線の抵抗により低減します。電圧低下の影響を最小限に抑えるために、LED と外部電源を結ぶケーブルの長さを制限しています。
LED の寿命は通常より短くなりますか?
LED の寿命にはLED ジャンクション温度(LED 素子内部の温度)が大きく影響します。 環境温度が高ければその影響でジャンクション温度も上がるため、寿命は短くなります。
結露は発生しますか?
高温状況下での使用では、状況により器具内部に結露が発生します。
高温環境と普通環境で60℃の温度差で結露が発生しますが、結露防止機能の働きにより結露発生後から2~3か月後には結露は無くなります。照明のON/OFF により、再度結露が発生します。結露の防止には常時点灯が効果的です。また、結露による結露痕がガラスの内面に残る場合があります。LEDに影響は有りませんが汚れのような感じになります。
結露予防の対策として、設置前に1時間以上の点灯を実地してから、1時間以内に設置して点灯開始してください。
従来照明の何ワットに相当しますか?
従来照明との交換目安は各製品のページをご参照ください。